40歳の中年男、文系出身、現在は経理業務をメインに行っています。少しだけHTMLとCSSができ、WordPressでブログを運営し、アフィリエイトで月数万円の収益を得ています。今回題材にさせていただく宿泊施設さんでは経理サポートをしています。最近では小規模な企業にも膨大なデータが蓄積され活用されていない現状を目の当たりにし、そのデータを活用する提案をしました。これをきっかけに、独学で始めていたプログラミングと機械学習を実際の業務で活用するチャンスを得ました。
この記事では、これまでの学習記録と今後の開発予定についてまとめます。
2024年10月:Pythonの勉強開始
東京大学のPythonプログラミング入門を中心に学ぶ
Pythonの学習を始めるにあたり、東京大学の教材を参考にしました。コードはなるべく写経し、解決できないエラーはChatGPTに相談しました。正直なところ、Pythonの理解度は2〜3割程度ですが、ブログやChatGPTを活用してコードを書けるレベルにはなりました。
「完璧を目指すと時間がかかり、途中で飽きてしまいそう」と思い、ある程度学んだ段階で機械学習の勉強を開始しました。ただ、今後は復習をしながらAtCoderにも挑戦したいと考えています。

2024年11月:機械学習の勉強開始
YouTubeやブログ、本を参考にKaggleコンペに参加
Kaggleのタイタニックコンペやホームクレジットコンペに挑戦し、なんとなく全体像を把握してサブミットできるようになりました。その後、サンプルデータを使ってPoC(Proof of Concept)を作成しましたが、プレゼン資料作成に苦戦しました。特に、日頃からプレゼンを行う機会が少ないため、ロジック整理やデザインに時間がかかりました。
この時期は「本当に自分にできるのだろうか」と不安になることもありましたが、以下のブログや本に勇気をもらいました。
PoC(Proof of Concept)とは?
新しい技術やアイデアの実現可能性を検証するための実験的なプロセスです。これにより、提案された方法や技術が要件を満たすかどうかを確認します。PoCが成功した場合、本格的なシステム開発や詳細な事業戦略の策定に進みます。
うさぎぱい – 40代からのPythonプログラミングというブログで勇気をもらう
40代からプログラミングを始めた方のブログを読み、「好きこそものの上手なれ」を体現している姿に感銘を受けました。楽しみながら学習を進め、必要なことをコツコツと習得する姿勢が大変参考になりました。さらに、コンピュータサイエンスの学位に挑戦している姿にも刺激を受けました。

DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門を読む
YouTubeで偶然見つけた、一休の社長によるデータドリブン経営に関する本を読みました。宿泊施設のデータを活用したい私にとって、非常に参考になる内容でした。データやAIの活用法について具体的かつ実践的なアイデアが得られました。
この時期は、プログラミングや機械学習の学習を諦めようとしていたのですが、目指す姿がクリアになり学習を再開できました。
本はAmazonで検索すると出てきます。以下のYoutube動画もオススメです。
2025年01月:宿泊施設で実装開始
OTAの予約データ整理を開始
題材となる宿泊施設さんでは、じゃらんや楽天トラベルなど複数のOTA(Online Travel Agent)を活用して部屋を販売しています。サイトコントローラを使っているものの、吐き出されるデータやレポートは自由に分析できません。そこで、Google Colabを活用し、OTAの予約データをSQLiteに保存して分析する仕組みを開発中です。
実践を通じてこれまで学んだことを活用する中で、自分に不足している能力が明確になりました。まずは、SQLiteにデータを保存する仕組みを作り、その後EDA(探索的データ分析)を行いながら、過去の学習内容を復習し、実践で使える技術やアイデアをまとめる予定です。
今後の開発予定
- 宿泊施設の予約データを自動でSQLiteに保存(現在は手作業が多い)
- 顧客理解のためのEDAを実践
- 時系列データの処理方法を学習
- ダイナミックプライシングの構築
- 問い合わせ対応用のチャットボットの作成
- オンラインチェックインとデータベースの連携
- ホームページのアナリティクスやサーチコンソールの分析
- Google AnalyticsやBigQueryの活用
- Djangoを使い、分析システムを提供する仕組みの構築
やりたいことがたくさん見えてきましたが、ひとつずつ着実に進めていきたいと思います。
最後に
40歳の経理マンがPythonと機械学習を学びながら宿泊施設で実践している様子を記録するブログを立ち上げました。このブログが、同じように挑戦している方の参考になれば幸いです。
宿泊施設は儲かりづらい業態であることを経理を通じて実感しています。データを活用して、施設が儲かる仕組みを提案するためにAIを活用していきたいと考えています。X(旧Twitter)を情報収集用にはじめました。もし何か気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。